OUR STORY
フランスから移り住んだサリーラさんは、アメリカのニューオリンズでアメリカンダイナーを営んでいました。
ニューオリンズはジャズ発祥の地、サリーラさんもジャズが大好きで、お店ではいつもジャズが流れています。
ミュージシャンが多い街で、お店ではいきなり生バンドのセッションがはじまることも。
サリーラさんの店にはアジア系、イタリア系、アフリカ系と様々な人種の人々が訪れます。
世界中の料理をアメリカ風にアレンジしたメニューは、不思議なことに懐かしいおふくろの味を彷彿とさせます。
そこはサリーラさんの台所であり、みんなのかえってくる居場所でした。
サリーラさんが毎晩パーティーのようなお店で一人片付けをしていると、ふと、寂しい気持ちになることがあります。
アメリカに移住して30年、色々な困難を乗り越えこのお店を守ってきました。
サリーラさんはみんなのお腹を満足させるだけじゃなく、暖かい気持ちになってもらおうと世界中の料理を研究して、みんなを喜ばせることを生きがいとしてきました。
毎日色々な国の話を聞いて、いつかその場所を訪れてみたい。
そして、本当にみんなを満足させる事が出来る一皿、そう、スペシャリテを作ってみたい。そんな夢が芽生えてきました。
そんなある日、お店の常連で世界中を飛び回るinterior decorator(インテリアデコレーター)のナベさんがサリーラさんのお店を訪れました。
そこには、閉店の札を下げてお店の片づけをしているサリーラさんがいました。
サリーラさんは30年続けたお店を一旦休憩をして、世界中の国を回って、もっとみんなを満足させられる一皿を作る決心をしたのです。
そこでナベさんは閃きました。
「私がサリーラさんの味を守ります」
世界中を旅しながら色々な国の料理のレシピを送ってもらい、サリーラさんの味を受け継いでいこう
ナベさんの好きなものそうして生まれたお店が「サリーラキャンディーストア 三軒茶屋店」です。